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 2014年9月19日、小雨が降り続いていたが、初のマイタケ採りへ。結果は悲惨であった。午前中、目星をつけたキノコ木を歩いて回ったが、結果はたったの一株。しかも次回につながるマメはほとんど見当たらない。諦めて下る途中、小さなマメを1個見つけただけ。結論的に言えば、昨年は「豊作」だっただけに、今年は「不作?」。それでも霜が降りる後半に期待したい。
 予報通り、午前中は小雨続きだった。車止めには7台ほどの車があったが、例年より少ないように思う。雨合羽を着て、歩くこと1時間余り、目的の尾根に向かって登る。内からは汗、外は雨で全身びしょ濡れ状態・・・急斜面を登るたびに汗が目に沁みり、タオルでぬぐいながら前進する。

 ほどなくキノコ木の右側に、雨に濡れて黒く光るマイタケがあった。木の周りを360度見回したが、たったの一株。それでも黒マイタケに満足・・・恐らく、3連休の時にマメで採らずに残したものであろう。黒マイタケに元気をもらって、ミズナラの巨木が連なる急斜面をくまなく歩き回る。

 しかし、マメすら見当たらない。尾根から尾根に移動しながら探すも、マイタケの気配はゼロ。このところの雨と朝晩の冷え込みを考えると、マイタケが出て来る条件は十分なのだが・・・。
 疲れ果てて車止めに着いたのは11時半頃。車は10台ほどで、朝早く来た車も残っていた。マイタケがないので、諦め切れずに探し回っているのであろう。ベテランらしき二人組が着替えをしていたので、「どうでしたか」と聞くと・・・前回残した株を回収してきただけで、新しい株はゼロ。次回につながるマメすら見当たらないと、不作にガックリの様子であった。
▲今回採取した黒マイタケ一株・・・きりたんぽ鍋にして3回分ほどあった。

 マイタケを売っている直売所に寄って、今年の出具合を聞く。予想どおり不作・・・主人によると、昨年は空振りする人がないほど豊作だったから、今年はダメじゃないか。でも、25日頃までは期待して待ちたいが、とのことであった。不作とは言え、一年振りの初物マイタケ・・・苦労が報われるほど絶品であった。それだけに、黒マイタケが盛期を迎える後半に期待したい。      

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