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2016マイタケ採りPART4

 2016年10月5日、天気が良かったので、先週残したマイタケを回収に向かった。ところが、全て採られた跡でガックリ・・・さらに、斜面下からベテランのマイタケマンが上ってきた。マイタケ激戦区の現実をまざまざと思い知らされた。それでも、採り残しはあるもので、「塵も積もれば山となる」の諺どおりの展開となった。そろそろ霜降りマイタケが出る季節・・・次回は、場所を変えて探ってみようと思う。
  一週間前に残したキノコ木に向かって、沢から急斜面を一直線に上ろうとした。ところが、最近歩いたような足跡が複数残っていた。これじゃ、見込みなしかな、と思った。そこで、ちょっと横道にそれながら上っていると、採り残しの株に当たった。クロでなく茶だが、傘も茎も充実していた。
 一週間前に残したキノコ木その1に向かうと、採り残しの株が一株だけ残っていた。マメが小さく分からなかったのか、上側が踏みつぶされていた。それでもクロの株だけに大事に採取する。キノコ木その2に向かうと、当然のことながら跡形もなし。一週間前は、クロのマメ、サワリが巨木の根元を取り囲むように9株もあっただけに、全て残っていたら壮観であっただろう・・・などと想像していると、下からクマ避け鈴を鳴らしながら、ベテランのマイタケマンが上ってきた。

 私を見るなり、「どうだ、あったがぁ」と聞くので、「いやぁ、全て採られだ後で、採り残しを採っているようなもんだ」と答えた。恐らく彼も、私と同じマメとサワリを見て残したマイタケを回収にきたものであろう。さすが「マイタケ銀座」と呼ばれるのも頷ける。
▲これも採り残しの一株 
▲ガックリしながらも、採り残しを丁寧に採取していると、何とか風呂敷一つ分になった。 
 一週間もすれば、クロの大株になるであろうサワリの株は、たったの一ヶ所のみ。今年のマイタケは早く終わるのだろうか。 
 沢に向かって下る途中、崖下のキノコ木にマイタケらしき株が見えた。危険な崖を尾根から横へとトラバースすると、傘が開いたスワリの株であった。左側を覗くと、もう一株あった。週末になれば、確実にナガレになっていたであろう。マイタケ激戦区と言えども、こうした採り残しがあるもの・・・このマイタケは、「決して諦めるな!」と言っているように見えた。
 最近、急激に気温が下がってきた。さらに適度な雨も降っている。だから最上級の霜降りマイタケが出るには十分の条件がそろってきたと思うのだが・・・車止めに着いたのは、決して早くない午前11時。それでも、車止めには、ほとんどの車が残っていた。恐らく苦戦しているのであろう。次回は、場所を変えて探索してみようと思う。        

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