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2017マイタケ苦戦!

 全国ニュースにもなった7月下旬の記録的大雨と8月下旬の大雨による被害は、マイタケ山でも甚大。林道は、いつもの車止めから約6キロ弱手前でストップ。旧車止めまで歩けば1時間半はかかる。そこからさらに1時間歩かないとマイタケの現場まで辿り着けない。ほとんどのマイタケマンは、軽トラにバイクを積んで新車止めにデポしている。つまりバイクを現場まで運べない人は、マイタケ採りを楽しむことができなくなった。さらに難儀して歩いたとしても、マイタケの出がすこぶる悪い。記録的大雨で菌が流されたのだろうか。いつもよりマイタケの出が遅れている、と自分に言い聞かせないことには、山にも入る気力もなくなる。
  • 大洪水で被災した林道その1 
  • 大洪水で被災した林道その2・・・林道に越水して浸食した被害等
  • 大洪水で被災した林道その3・・・流木の残骸が行く手を阻む。
  • 大洪水で被災した林道その4・・・ほぼ全幅浸食された被害。それでもバイクが通れるように土のうと流木で修復している。その涙ぐましい努力に感服。
  • ひたすら歩く人、バイクで楽ちんに走る人・・・強者は、旧車止めまで1時間半、さらに西木村との境界トンネルまで1時間半、合計3時間も歩く人もいる。話を聞けば、往復歩くだけで7時間もかかったという。マイタケの魔力は凄い、というほかない。
  • 折り畳み式自転車は・・・マウンテンバイクでも、林道は上流に向かって傾斜があるので、結構きつい。浸食個所は当然おして歩くしかない。旧車止めまでおして歩いても意味がないので、手前に止めるしかない。結局、旧車止めまで行きは1時間弱かかった。帰りは下りなので30分程度と速く、歩くよりは断然いい。 
  • 目的の斜面まで2時間余り・・・もはやクタクタなのに、急斜面を攀じ登らなければならない。その余力はもはや使い果たしているので、後はマイタケの魔力を借りるほかない。 
  • 幸先よく黒マイタケに当たる・・・噴出す汗をぬぐいながら、いつもお世話になっているキノコ木に一目散に攀じ登る。黒マイタケが目に飛び込んできた。大木の根元の上にザックを下ろし、撮影開始。大小4株。マメ1個は残す。 
  • 株は小さいが、黒マイタケなのでまずまず。約1キロ弱の収穫。ところが・・・
  • これまで実績のあるキノコ木を見てまわるも、マメすらない。おまけに突然、暗くなり大雨に見舞われる。しばし雨合羽を着て、止むのを待つ。雨が止むと、また光が射し込んで来る。天候が良くなると思いきや、また暗くなり二度目の大雨に見舞われる。マイタケは気配すらなく、泣きっ面に蜂状態となる。泣きたくなるとは、こんなことを言うのであろう。
  • サワモダシ・・・このところの雨でサワモダシが生え始めてきた。しかし、本流は流木が流され、菌も大量に流されてしまっただろう。だから枯れ沢のような小沢を上ると、倒木にサワモダシが生えていた。上物だけ選んで採取する。
▲ダイモンジソウ  ▲ミズのコブ
▲キツリフネ  ▲ツリフネソウ
▲ミゾソバ  ▲ヌスビトハギ
▲まだ咲いていたエゾアジサイ  ▲ホツツジ
▲マタタビ 
  • 初物サワモダシは味噌汁に・・・マイタケも美味いが、サワモダシも絶品。簡単な味噌汁にしたが、あっという間に完売した。それにしても、今後、マイタケは出てくるのだろうか。場所を変えて挑戦してみたいと思う。     

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