山釣り紀行TOP

2017マイタケ やっと出てきた!

 折り畳み自転車を積み込んで、1週間ぶりに通い慣れたマイタケ山に向かった。マイタケを確認できたのは、4ヵ所。今年はダメか、と半ば諦めかけていただけに、喜びもひとしおだった。次回につながるマメも確認できたが、10月に入ると、行事が目白押しでマイタケ採りには行けそうにない!・・・マイタケのピークが大幅に遅れただけに悔しい。
  • マイタケ山に辿り着くまで、MTBを使っても、いつもの倍・・・2時間余りかかる。決して楽ではない。おまけに用意していた飲み物とナイフを忘れてしまった。まずは斜面を上る前に沢水を飲んで水分補給。1週間前、小さなマメを残したキノコ木に向かう。
  • 誰にも採られず残っていてくれたので、苦労が報われた感じだった。1週間前は小さなマメだったが、傘が大きく開きサカリの状態であった。 
  • 辺りを見回すと、新たに出てきた中生の株もあった。同じ木でも一斉に全て出るわけではなく、早生と中生(なかて)、あるいは晩生(おくて)がある。だから、採った後のキノコ木は、その後も出る可能性が高いので、再度見回ることを忘れてはならない。 
  • 小さなマメを1個残しただけであったが・・・いずれも株は小さいが、黒マイタケであったので満足。 
  • 次なるキノコ木に向かう。なかなか見つからない。 
  • 数年前に採ったキノコ木の肩に、待望のマメが顔を出していた。今は1個だけだが、1週間後には晩生も含めて、巨大な根元を取り囲むように生える可能性が高い。
  • 根元の穴を覗くと、珊瑚状のマイタケが出ていたので、これは採取する。陽が当たらないので、白くなっているが、味は茶マイタケに劣らない。 
  • ブナハリタケも、やっと生えてきた。特に目立ったのは、毒キノコの筆頭・ツキヨタケ。ブナの立ち枯れ木や倒木にびっしり生えた光景があちこちに見られた。ミズナラの根元には、キツブナラタケの幼菌も見られ始めた。マイタケも、遅ればせながらこれから本番に突入することだろう。
  • 別の斜面に移動すると、傘が大きく開いた白マイタケに出会う。食べるには問題ないが、これを背負ったのでは重くなるだけ・・・白でかつ傘の開き具合から、品質を判断すれば「下」。このまま腐らしてしまうと、次の発生が遅れるので、採って下に投げ捨てる。 
  • 斜面を駆け上がると、ほどなく、最上級の黒マイタケに出会う。思わずガッツポーズ。 
  • 周りには、小さな株も散見された。
  • 採取した黒マイタケを風呂敷の上に集める。今年は苦戦していただけに、嬉しさ百倍であった。やはり、苦労すればするほど、感激も大きい。これはイワナ釣りも、マイタケ採りも、人生も同じである。 

山釣り紀行TOP

inserted by FC2 system