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2018マイタケ採りPart3

 2018年9月21日(金)、手前の激戦区ルートを歩いてみた。案の定、めぼしいキノコ木には無数の足跡があり、マメすら見当たらない。すぐに諦め、ほとんど人が歩かない手前の斜面を歩いてみた。目的のキノコ木には何も生えていなかったが、その斜面上のキノコ木で良質のマイタケに当たった。さらに次回につながるマメやサワリも数多くあるなど、新たなキノコ木も発見できたのは収穫であった。 
  • 緩やかな斜面に、ミズナラの巨木が連なる激戦区・・・予想通り、キノコ木の根の周囲は何人ものマイタケマンが歩いた足跡が道になるほど明瞭についていた。上の写真は、その激戦区でたった1株あったサワリの株である。いくら豊作年とは言え、こんな所じゃ勝負にならない。その手前になると、ほとんど人が歩かないマイタケ斜面は稀だが、その中でも実績のある斜面に向かった。
  • 次なる斜面に向かう途中・・・枯れ沢の斜面に仁王立ちするキノコ木。その根元には、黒系のマメが二株あった。根元をよく観察すると、第一発生マイタケは既に採られた跡だった。
  • 人跡稀な斜面は、激戦区と違ってキツイ。めざすキノコ木2本には、いずれもマイタケの気配なし。そのまま四つん這いになりながら斜面を上ると、大株があった。その奥の根元には、大株になるであろうサワリの株が1個あった。
  • 約2キロほどの黒系の大株だが、傘が小さく茎が大きいマイタケであった。それでもサカリのマイタケなので、まずは当たったことに感謝。サワリの株は、次回のために残す。
  • さらに斜面を上ると、ほどなく・・・ベストタイミングのマイタケに当たった。やはり、豊作の年は歩けば当たる。さらに右側には、第二発生を予感させるマメ、サワリがズラリと発生していた。良質のマイタケが大発生するキノコ木発見に小躍りするほど嬉しかった。
  • 傘が開いた良株その1・・・茎よりも傘が充実している。ちょうど天ぷらに最適な上質のマイタケである。 
  • 良株その2・・・同じく傘が充実した上質のマイタケ2株。 
  • サカリに近い株、二つ。 
  • 傘も茎も充実した株、一つ。合計6株。 
  • すぐ隣のブナの根元にマメが生えていた。一見、ブナに生えたマイタケのようだが、恐らく、ミズナラの根が地中を張っているのであろう。
  • このキノコ木の右サイドには、ブナの根元を含めて6株のマメ、サワリがあった。近づけば、雑菌で腐ってしまうので、全て遠くからズームアップで撮影する。もちろん、次回の楽しみに全て残す。 
  • ベストタイミングで採取したマイタケ・・・一番大きな風呂敷に並べ、滴る汗をぬぐう。ザックから飲物とチョコ、大福を取り出し、喉と胃袋を満たす。「マイタケ」というミズナラの森の魔力がなければ、決してこの険しいマイタケ山を立体的に歩けるものではない。マイタケは、採るのも楽しいが、年々体力が衰える老体にとって、筋力、心臓を鍛え上げ、新陳代謝を促す最高の趣味だと思う。
  • 下る途中、二本のミズナラの巨樹が並ぶ根元に、黒系マイタケのマメ、サワリ6株を見つけた。またまた次回が楽しみなキノコ木を発見!・・・豊作の年は、キノコ木のデータを新たに蓄積する絶好の機会でもある。それだけに歩けるだけ歩くのがベストなのだが・・・仕事上、天候やマイタケの生育に合わせて、休めないのがツライ!

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