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ブナ林の黄葉とナメコ採り
 10月中旬以降、好天が続き、ナメコにとっては雨不足の状態が続いていた。10月24日、やっと恵みの雨が降ったので、定番のナメコ山に向かった。まだ出始めだが、「今年はキノコ豊作」と言われるとおり、ナメコの発生量も多い。ただし、我々の奥山コース定番のナメコ木は、ほぼ朽ち果て全滅状態。代わって、古いナメコ木周辺で、200年~300年の巨大ブナが倒れた場所が目立った。今後は、新たなコース開拓が課題だ。
  • ナメコ山のブナ林の黄葉はピークを迎えていた。本来ならナメコの発生もピークのはずだが、10月中旬以降の好天・雨不足が続き、発生は遅れている。
  • 先行者1名が、杣道沿いの倒木で肉厚のナメコを採っていた。彼を追い越し、先を急ぐと・・・
  • 杣道沿いに倒れた第二のナメコ木に、肉厚の極上ナメコが出ていた。恵みの雨でやっと出てきたようだ。このナメコ木は、激戦区だけにいつも採られた跡ばかりであっただけに、初めて拝むナメコであった。
  • 肉厚の極上ナメコ 
  • 斜面に突き刺さるように倒れたブナの本体の幹ではなく、折れた枝部分に生えたナメコ。量は少ないが、傘がちょうど開いたばかりのナメコは、汁物、鍋物に最適。 
  • ムキタケも生えていたが、重くなるのでパス。振り返ると、草に隠れていたナメコの群生が・・・ 
  • 草を払い除けると、傘が開いたナメコがびっしり群生していた。ここまで二人で4袋。重いので、水飲み場にデポしておく。
  • 樹齢300年は超えているであろうブナの巨樹。いつもの斜面を上り、小沢沿いの定番ナメコ木を探して歩くも、ことごとく腐り果てナメコは生えなくなっていた。
  • ナメコの大群生に当たる・・・この数百年ブナの倒木は、これまで地面から浮いていたのでナメコは全く生えず、ツキヨタケが大群生する毒キノコ木であった。その後腐りが進行し、倒木が地面に接するようになったことから、やっとナメコが生えるようになったようだ。 
  • 上から見ると、こんな感じ・・・傘が八分開きで、成菌としてはベストタイミング。
  • 最近、こういう群生に出くわす機会が少なかっただけに素直に嬉しい。こうした大きな群生に当たれば、ナメコ採りも中毒になる。 
  • マメ、幼菌、成菌と、時期をずらして生えてきたナメコ木。
  • 見上げれば、ブナの黄葉はピーク。黄色のドレスをまとったブナが眩しいほどに輝く。 
  • 赤と黄色の競演。葉陰から澄み切った青空が透けて見える。奥に進むにつれてブナの黄葉は美しいが、期待していたナメコ木は朽ち果てほぼ全滅状態。
  • わずかに生えていた斜面のナメコ木。緑の苔に覆われた倒木は、ナメコの発生寿命を示すサイン。来年は生えないだろう。 
  • トチノキの黄葉・・・葉が大きいだけに良く目立ち美しい。 
  • 定番ルート最大のナメコ木があった場所に辿り着く。全て朽ち果てナメコは皆無。今年の台風で200年~300年ブナが根元から2本も倒れ、森に大きな空間ができていた。もう3~5年もすれば、素晴らしいナメコが生えてくるだろう。それまで、このルートは休まざるを得ない。 
  • 黄色、赤、褐色、針葉樹の緑・・・ナメコはダメだが、黄葉美は素晴らしい。
  • 尾根付近は、早くも落葉し、白い骨格が見え始めていた。 
  • 最近の雨で、やっと出てきたマメと幼菌。
  • 大根おろし用の幼菌
  • 下から見ると、こんな感じ。この程度のナメコでは話にならない。奥地ルートは、ちょうど新旧交代の端境期・・・しばらく、ナメコは期待できそうにない。次回は新ルートを開拓しようと思う。
  • 10月中旬雑キノコ採り・・・サワモダシは10月上旬に大量に発生したようで、中旬にはほとんど腐っていた。クリタケ、ナメコ、ムキタケ、サワモダシ、ブナハリタケを採取。

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