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2020マイタケ採りPart3

 2020年10月7日、相棒と一緒に前回残したマメを回収に向かった。誰にも採られず残っていたものの、その他の木に新たに発生したマイタケ、マメはほとんど確認できなかった。激戦区のキノコ木も探ってみたが、全て採られた痕跡はあるものの、新たにマメ、サワリが発生していたのは1本のみ。次回につながる手掛かりをほとんどつかめなかった。
  • 車止めから歩いて目的の斜面まで約2時間弱。さらにクマも歩かないような急斜面を高度差約100mほど上ると、マメを残した1本目のキノコ木がある。
  • 遅れていた斜面下の相棒に向かって、「あったどぉ~」と叫ぶ。1週間でこんなに大きく成長していた。
  • 相棒にとっては初物マイタケ・・・先ほどまで足取りが重かった相棒は、マイタケを見るなり「マイタケさまさまだ」と笑顔が蘇った。小躍りしながらマイタケを採る。 
  • 風呂敷に1本目のマイタケを広げ、水分補給する。これを二人で均等に分けて背負う。 
  • 大きくなったマスタケ。大幅に遅れていたブナハリタケもやっと生え始めた。サワモダシは数本しか生えていない。この山では、不作のようだ。 
  • 2本目・・・株は小さいが、数株採取。新たにマメが1ヵ所発生していた。 
  • 3本目・・・前回残したマメは、全て誰にも採られず残っていてくれた。これには山の神様に感謝せざるを得ない。 
  • わずか1週間だが、こんなに傘が開いていた。旬を逃してしまったようなマイタケである。連日雨が多いせいであろう。10月とはいえ、霜降りマイタケには程遠い。 
  • この木の根元にザックを置き、周辺のキノコ木を探す。マイタケのマの字もなし。ところが・・・
  • 斜面を下る途中、相棒が「マイタケ、おじでらぁ~!」と叫んだ。行ってみると、確かに茶系のマイタケであった。マイタケには刃物で採った跡があったので、誰かが採ったものに間違いない。傘や茎がボロボロなら捨てるのも分かるが、まだしっかりしている。捨てた理由が分からない。もしかして落としたのだろうか。品質は確かに良くないが、食べるには問題がないので良い所だけいただくことにする。
  • マイタケ山の絶景を眺めながらキノコ木を探る。新たに発生したマメは、全くなし。
  • 激戦区で見つけたマメとサワリ。めぼしいキノコ木は全て採られた痕跡があった。その跡を見ても大株ではない。サワリ、マメの段階で全て採取されているようだ。マイタケが不作の年は、こうした悪循環が続く。
  • やっと見つけたキノコ木には、小さな株が一つだけ。
  • 異常気象を象徴するようなマイタケ・・・相棒が見つけたマイタケ。見た目は、悪くないように見えるが、手に持つと傘も茎もボロボロ。大幅に劣化していたので捨てるほかない。
  • 10月に入っても異常気象が続いている。適度な雨なら良いが、降る量が多過ぎる。どうもマイタケの成長が早過ぎて品質の劣化が進むのが速いようだ。
  • 帰路、マイタケに当たったようで、重そうに歩いているマイタケマンがいた。すぐに姿が見えなくなった。何と、荷の重さに耐えかねたのか、隠れるように草やぶに腰を下ろして休んでいた。聞けば、たくさん採ったものの、タイミングが悪く、傘が開き過ぎていたという。マイタケは、量ではなく品質だとつくづく思い知らされる一日であった。   

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