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2022最後のイワナ釣り

  •  今年の悪天候にはまいった。7~8月は晴れの日が稀で、連日雨が降り続いた。お陰で山泊りの計画は全てキャンセルとなってしまった。やむなく9月3日(土)、相棒と二人で最後のイワナ釣りに向かった。車止め5時45分出発。30分ほど歩いて、イワナ谷A沢に入った。連日の雨でいつになく水量が多く、釣りのポイントは少ない。二人で交互に釣り上がるも、イワナのアタリがない。それどころか、走るイワナの影さえ見えない。
  • 写真は、全てGoproで動画撮影した静止画像
  •  釣りに夢中になっていた時代なら、先行者がいることは明らか。早々と竿を畳み、別の沢へ向かったはずだ。ところが、しばらくイワナ釣りから遠ざかっていると、その勘がかなり鈍っていた。余りに釣れないので、お湯を沸かしてコーヒーを飲みながら大休止。先行者に気付いたのは、釣り上がってから2時間半ほど経った午前8時半頃であった。やむなく、A沢を下り、ヤブだらけの小沢B沢に向かった。
  • 藪沢Bに着いたのは10時・・・何とそれまで釣果はゼロ
  •  藪沢Bは、これまで釣りに入ったことがない細流の小沢。たまたまマイタケ採りで歩いた際、イワナが走る魚影を確認していた。狙い通り、第一投目でイワナがヒット。上の写真の小滝の壺では、二人同時にイワナがヒットした。 
  • 腹部の橙色が鮮やかなアメマス系イワナ 
  •  連日雨のせいで、水量は多いが、渇水期なら、チョロチョロしか流れていない小さな沢である。だから、一見、イワナが生息しているようには見えない。今から7年前、初めてマイタケ採りで入った。その時の記録には、「小さな藪沢だが、 階段状の壺に近づくと、イワナの黒い影が幾つも走った。それが楽しいものだから、マイタケ道ではなく、わざわざ沢沿いに歩いて上流へ」と記されていた。
  •  増水で壺は沸き立ち、ポイントは少ないものの、入れ食いモードに突入。わずか1時間半ほどで、食べる分には十分な数を確保し納竿。ちょうど昼頃に昼食・・・最初は体が異様に重かったが、先行者のお陰で、いつもより汗をかき、体が軽くなった。終わってみれば、マイタケ採り前のベストなウォーミングアップになった。
  • おまけ・・・2022年7月下旬、チョウチン毛ばりで釣り上げイワナ 
  •  2022年のイワナ釣りも終わった。今年は、梅雨明けがないほどの異常気象が続いた。その雨の影響が、ブナ帯のキノコたちにどう出るか、全く予想がつかない。まずは、気温の低下とともにマイタケ採りで山を歩けるだけ歩いてみたいと思う。          

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