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2023マイタケ採りPart1、苦戦!

  • 2023年9月24日(日)、快晴。まとまった雨に加えて、気温も急激に下がり秋らしくなってきたので、マイタケ山に入ってみた。崩壊林道を電動アシスト自転車で走り、昨年の車止めあたりから徒歩で入山。目的の斜面まで2時間余りかかった。これまで実績のあるキノコ木を中心に回ったが、マイタケのマの字も見当たらない。マメの小株を確認したのは、たったの1本のみ。これまで記憶がないほど、マイタケの出が遅い。
  • まとまった雨が続き、マイタケ沢の水量は例年より多い。
  • 気になったのは、ダイモンジソウの花が咲いていないこと。こんなことは初めてのことだけに、今年の異常気象を象徴しているようだった。
  • マメの小株
  • 疲れて帰ってくるマイタケマンは、一様に収穫ゼロ。ベテランのマイタケマンは、9月下旬に「マイタケの気配が全くないなんて、今回が初めてだ!」とつぶやいた。今年は凶作で終わるのか、それとも10月に入ると一斉に顔を出すのか、全く読めない。また山に入って自ら確認するほかない。 
  • 今年の異常は、マイタケだけではない。ブナの実の凶作に加えて、ミズナラのドングリも全く落ちていない。サルナシの実も見当たらない。唯一落下していたトチの実は極端に小さく未成熟だった。つまりクマの食べ物が見当たらない。ということは、クマの個体数の増加・里グマ化に加えて、奥山のクマも一斉に里へと向かっていることが予想される。それが生活圏内でのクマ被害が想定外に頻発する原因であろう。基本的なクマ被害防止対策に加えて、特に人里の味を覚えさせない=誘因物を除去することを今まで以上に徹底すべきであろう。  

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