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| 左足のリハビリを兼ねて、一ヶ月ぶりに山を歩いた 目的の斜面に辿り着くまで、何と3時間もかかってしまった 急斜面を苦しみながら歩き、やっと見つけたマイタケ･･･やっぱりマイタケの感激は大きい |
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| 歩けば左足太ももが痛む･･･休むと痛みがなくなる その病は、血管が慢性的に閉塞している閉塞性動脈硬化症だという 問題は、カテーテルによる風船療法を行う日が10月5日から･･･ これではマイタケの季節が終わってしまう 台風15号が過ぎ去った9月23日･･･マイタケ恋しさに山に向かう 悪いことに、目的の沢の手前1km余りで、林道が寸断されていた 車止めは、次々にやってくるマイタケマンたちの車で溢れ返っていた 車止め5時発･･･寸断された向こうには、バイク2台が置いてあった こういう猛者にはかなわない アップダウンが続く杣道は、休み休みゆっくり歩くしかない 次々と元気なマイタケマンたちが追い越してゆく 山をろくに歩けない病人･･･マイタケを採るのは不可能に思えてくる 追い越し三組目は･･･マイタケキチのFさんであった 9月15日、この山で17kgを採った人がいるという 連日の雨でマイタケが腐っているので･･･と、問うと 9月に入っても残暑が厳しく、マイタケの出は遅い やっと冷え込んできたので、そろそろ期待できるのではとのことだった ならば、手前ではなく中間地点まで歩いて探ることにする |
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| 車止め5時発、目的地到着8時過ぎ･･･何と3時間もかかった やはり歩く速度は、普段の半分以下であった 急斜面を四足の熊のように這いながら上る 反対側の斜面から、仲間に合図を送る大声が聞こえる 熊の気配があったのか･･･すぐさま凄まじい爆竹の音が谷に響き渡った |
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| ▲男根キノコ 木漏れ日のスポットライトを浴びる真ん中に、何と「男根」が生えているではないか よく見ると傘が変形したキノコのようだが･･･それにしてもお見事！ かつて農村で流行った隠し芸「こっから舞」を思い出した 一升ピンを股にさし、世の中の出来事は全て「こっから」始まると歌いながら舞う 思えば、山の神は女･･･こんな男根キノコを見たら、さぞ喜ぶに違いない ラッキーなことに･･･ほどなくマイタケに当たったのだ！ |
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| 今回の台風で根元を残して倒れたばかりのミズナラがあった 残っている根元を見上げると、何やらマイタケらしき塊が見えた 斜面に倒れた木が邪魔をして真っ直ぐには進めない 右から迂回するように回り込み、やっと根元まで辿り着く 上に2株、下に2株、右の根の穴にも･･･ ヤッター！と心の中で雄叫びをあげる |
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| 下の根の窪地に生えた株は、比較的大きく良品だった 穴は意外に深く、茎も充実していて長かった この2株で2kg以上あった |
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| 右下の根元の穴に生えていたマイタケ 素手で穴に手を入れて、壊さないように、かつ泥を付けないように丁寧に採る マイタケの香りが鼻をつき、実に楽しい |
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| 1本の木から採取したマイタケ成果品･･･約4kg余りあった 風呂敷二つに大事に包んで背負う 意外に重い･･･左足絶不調のまま、この荷を背負って急斜面を歩くのは危険だ 上るのは止めて、下流側にトラバースし、脇尾根を下ることにする |
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見事なミズナラの巨木が林立しているが･･･ 最近歩いたような踏み跡が巨木沿いに連なっていた 残念、これじゃ勝負にならない･･･若干小株を採取しながら沢へと一気に下る まずは初物マイタケに出会えて満足、満足 冷たい水を汲み、オニギリとパンで腹を満たす 休み休み杣道を下っていると･･･山から下りてきたFさんにバッタリ出会う 聞けば10kgほど採ったという このところ山は一気に冷え込み始めた 待ちに待った「マイタケフィーバー2011」は、ついに幕を開けたようである |
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| 昨年試したマイタケの冷凍保存法は･･･ １．水洗いをしないで、そのまま冷凍保存する ２．水洗いした後、ザルに入れて水を切ってから冷凍保存する ３．水洗いした後、水を切り、マイタケを新聞紙の上に広げ、扇風機で一晩乾かしてから冷凍保存する ベストの結果は、１の「水洗いをしないで、そのまま冷凍保存する」方法であった ほぼ1年後に、冷凍した無洗マイタケをキリタンポ鍋で調理してみた その歯応えと香りの良さは、水洗いしたマイタケを圧倒していた |
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| 無洗マイタケで保存することを前提とすれば･･･ 当然のことながら、現場で茎の石突きや泥、枯葉などを丁寧に一次除去することが肝要である さらに家で調理サイズに裂く際は、小さなゴミ、貼り付いたようなゴミも二次処理する 調理サイズに処理したマイタケは、一切洗わずに料理&冷凍保存した 採取した夜は、定番のキリタンポ鍋に入れていただく 次の日は、マイタケ入りうどん、天ぷら、お吸い物、マイタケ酒･･･たまりませんねぇ |
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